本人が死亡した場合の住宅ローン返済はどうなるのでしょうか?
私の家族は所謂大家族というやつで、三世代にて同居しています。私の両親に妻、そして子供が二人という構成になっており、家は大家族でも住めるように両親がローンを組んで購入しました。おかげで家族が多くとも窮屈じゃないし、父はまだまだ現役、母は良く子供の面倒を見てくれるおかげで、夫婦共働きも安心して行えます。
ただ、最近父も風邪を引いたりする頻度が増えてきたせいか、ちょっとだけ不安に思う事もいくつかあります。そのうちの一つが『今現在住宅ローンを支払っている父が死亡した場合、誰が支払者となるのか?』という事です。一応父の次に収入が多いのが私であり、実際に払わないとなると私が払うつもりではありますが、一応権利の譲渡先というか、そういう部分が気になったのでこうして尋ねている次第です。
親が住宅ローン返済途中で死亡した場合の支払いの行き先を誰か教えて下さいませんか?
住宅ローンの場合は大抵が保険で返済が終了します
今時珍しい大家族みたいね。最近は核家族とか単身世帯が増えてきている中で、なかなか微笑ましい家庭だと思うわよ。持ち家があるっていうのもこれから先大家族が続いていくなら嬉しいし、両親には感謝しないといけないわね?
そんな両親…この場合はお父さんの方だけど、死亡した場合の支払いが心配って事よね?だけど、住宅ローンの場合は、そこまで死亡時の心配は要らないと思うわよ。その理由は、住宅ローンでは保険に加入する事が多いからなの。
高額なローン、それこそ住宅ローンの多くは、組む際に死亡保険みたいなものに加入させられるはずよ。これは『支払っている本人が死亡した場合、その保険金でもって返済を完全に終える』というものだから、仮にお父さんが死んだという場合でも、この保険のおかげで返済は終わるわよ。気になるなら、一度契約内容について調べてみなさいな。
ただ、もしもこうした保険に入っていないという場合、その家の権利を相続した人が返済していく事になるわね。お母さんが生きている場合はお母さんが払う事になるけれど、その場合は流れ的にもあなたが払う事になるんじゃないかしら?自分の家だからそこまで苦じゃ無いと思うけど、もしも保険に入っていない場合はある程度覚悟しておいた方が良いかもしれないわね。
相続を放棄すれば返済も終わるけど、その場合は家も無くなってしまうわよ。大丈夫だとは思うけど、こう考えた場合、やっぱり契約内容については再確認すべきね。
死亡したときのローン返済はどうやってするのか
ローンを組んでいた人が死亡した場合、ローン返済がどうすれば良いのでしょうか。まず団体信用生命保険に加入しているのかどうかを調べることが必要です。団体信用生命保険に加入していた場合、死亡すれば保険金でローン返済がなされます。ですから、手続きをとればローンは帳消しになると考えておいて問題はないのです。まず加入しているかどうかを確認しましょう。
住宅ローンなどの大きな資金を借り入れするときには団体信用生命保険に加入することが多いですが、キャッシングではこのようなことはありません。キャッシングでも、過去には加入を義務づけていた時期があるそうですが、現在では業界全体として取りやめていますから、たいていは加入しないでしょう。ですから、相続の問題に発展してきます。
現在の日本の法律では、財産だけではなくて借金も受け継がなければならないことになっていますが、それを放棄する事もできます。放棄するかどうかの判断を早く行って、そして放棄するのなら手続きをとらなければならないのです。期限がありますからできるだけ早く決めましょう。
早く決めなければならないのですが、そのためには財産と借金の全容を把握することが必要です。もしも不動産などの財産があって、キャッシングで借りている金額があまり大きくなければ放棄するべきではないでしょう。財産がほとんどなくて借金ばかりがあるというときには、すぐにでも放棄の手続きをとるべきだと考えられます。そのためには、まずどれくらいの借金があるのかを把握することは必要です。
借金をしている人が死亡するということになると色々と大変な手続きを残すことになります。ですから、キャッシングを利用するのなら、利用していることを家族には知らしておいた方が親切だと考えられるのです。家族に知られずに借りたい人もいるでしょうが、もしものことを考えた場合には、できる事なら家族にそのことを知らせておくのが良いと考えられるのです。